スペイン語を学んでいるなら、ser と estar はおそらく「なぜ『である』に動詞が二つあるのか」と最初に思わせたものでしょう。どの教科書も違いを説明すると約束しますが、あなたは今でも文の途中で止まります。
そこで理論は脇に置き、代わりに反射を作ります。小さなカードの束、いくつかの対比ペア、そして1日十五分です。
ser と estar がややこしく見える理由
問題はあなたではなく、この二つの動詞の教え方にあります。長い規則の一覧、例外、そして口を開いた瞬間に消える表です。
実際に必要なのは考え方が二つと場面が六つ。ser はおおむね「それが何であるか」を語ります。estar はおおむね「どんな状態か、どこにあるか」を語ります。あとは本物の文から吸収していく細部です。
ser の日常的な三つの使い方
身分と職業:soy profesora、él es médico、somos amigos。その人の一部のように感じられる役割です。
そのものに属する描写:el café es caliente、la casa es grande。この一瞬の状態ではなく、典型的な性質です。
事実、日付、出来事の場所:hoy es lunes、la fiesta es en mi casa、Madrid es la capital de España。
estar の日常的な三つの使い方
気持ちと一時的な状態:estoy cansado、ella está contenta、estamos nerviosos。機嫌、体調、疲れです。
位置と場所:estoy en casa、el libro está en la mesa、estamos en el trabajo。人や物が今どこにあるか。
変化のあとの結果:la puerta está abierta、el café está frío、la calle está vacía。
細かい点や例外はあるのか。たくさんあります。ただ、カードがこの六つの場面を何度も回してくれるなら、例外の説明を読み終える前に勘のほうが良くなります。
なぜこの問題にカードが向くのか
ser と estar は知識ではなく速さです。話している最中に頭の中の表をたどる時間はありません。正しい動詞のほうが勝手に出てくる必要があります。
カードは文法の章にできない三つのことをします。同じ型をくり返して、頭が検討をやめるまで持っていきます。ほとんど同じ二文を並べて、名前ではなく感覚を覚えさせます。そして理解と発話を別々に鍛えます。多くの人が詰まるのはそこです。
枚数も何百もいりません。賢い順番で戻ってくる小さな束は、いつまでも終わらない巨大な束に勝ちます。
ステップ1:小さな中核の束を作る
半分しか覚えていない百枚ではなく、本当に自分のものにできる二十枚から三十枚をねらってください。表には型がひとつだけ、動詞の働きが見える短いスペイン語の文を置きます。soy médico、estoy cansado、la fiesta es en mi casa のように。裏には自分の言語の訳と、「身分か職業だから ser」といった一行の理由を書き、それ以上は書きません。カードの長い説明は、読み飛ばす説明です。
並べ方は五十音順ではなく六つの場面ごとに。そうすれば一回分の束に仕事が一つだけになります。
持っておく価値のあるカードの型
- estar と気持ち:estoy cansado、estoy enfermo、estamos contentos;
- ser と職業や身分:soy estudiante、ella es ingeniera、somos amigos;
- estar と場所:estoy en casa、el libro está en la mesa;
- ser と出来事:la reunión es en la oficina、el examen es por la mañana;
- 描写と今の状態の対:el café es caliente と el café está frío。
これだけで、ふつうの一日が求めることの大半は足ります。My Lingua Cards では語彙の部分を既成のスペイン語セットに任せ、自分の ser と estar の文を、自分の言語の説明と例文の音声つきで足していけます。
ステップ2:対比ペアを足す
本当の前進は、動詞だけが入れ替わり、それに合わせて意味が動くペアから来ます。
El libro es aburrido は本がつまらないという話で、それだけです。Estoy aburrido は今あなたが退屈しているという話。Ella es lista は賢い、ella está lista は準備ができている。El vino es bueno はワインについての判断、el vino está bueno は一口飲んだあとに言う言葉です。
各ペアは、短い注をつけた二枚にするか、表に両方の文、裏に違いを書いた一枚にします。大事なのは、この双子に十分な回数出会って、違いを導くのではなく聞き取れるようになることです。
ステップ3:両方向で回す
ほとんどの人は認識で止まります。estoy cansado はすぐ分かるのに、「疲れた」と言いたいときに固まります。
ですから束は両方向で回してください。スペイン語から自分の言語へ。これは文脈の中で動詞を正しく読めたかを確かめます。そして自分の言語からスペイン語へ。こちらでは自分で文を作ります。できれば声に出してです。二つめの向きは遅くて気持ちよくありませんが、話し方を変えるのはそちらです。
My Lingua Cards は同じカードをまず主な向きで見せ、文が見慣れてきたころに逆向きを持ってきます。紙のカードなら数日後に束をひっくり返して、もう一周してください。
1日十五分の練習
このために学習ブロックを用意する必要はありません。多くの日にこなす十五分の短い習慣のほうが、ときどきの長時間より効きます。
最初の五分は認識に。スペイン語から自分の言語へ束を進め、素早く決め、迷ったものに印をつけます。次の五分は対比ペアに。両方の文を声に出して読み、何が変わったかを自分の言葉で言います。最後の五分は産出に。自分の言語の文を見て、スペイン語の文を自分で言い、動詞を間違えたら正しい文を二度くり返します。
例文を声に出すことは、見た目より大事です。estoy cansado の拍は、正しい動詞が正しく感じられる理由の一部で、だからここでは音声と一緒に学ぶことが効きます。
カードを一枚割く価値のある間違い
ほぼ全員がはまる罠がいくつかあり、それぞれに専用のカードを作る価値があります。
気持ちに ser を使うこと。初級者は soy cansado と言ってしまい、性格の説明のように響きます。はっきり書いたカードを作ってください。soy cansado は誤り、正しくは estoy cansado。
場所が estar を取ることを忘れること。Estamos en casa、el supermercado está cerca。裏に「どこ」の一語があれば十分です。
身分と一時的な役割を混ぜること。Es profesor はその人が何であるか、está de profesor hoy は今日していること。ペアで持っておきます。
そして標語の罠。「ser は恒久、estar は一時的」。これは la fiesta es en mi casa が出てくるまでは通り、そこで崩れます。自分が実際に言いそうな文で束を埋め、何が自然かは用法に教わってください。
そして「ここは ser か estar か」と自問している自分に気づいたら、その文を書き留め、夜のうちにカードにしてください。どの束でもいちばん良いカードは、自分の迷いから生まれたものです。
今日やること
「いつか」ではなく今週で片づけたいなら、四つの手順で足ります。
- 六つの場面それぞれに、自分の言葉で一、二文ずつ書く;
- それを二十枚から三十枚のカードにして、対比ペアを三組足す;
- 両方向で回るように設定する、または数日後にひっくり返す予定を立てる;
- 十五分を一週間毎日こなし、いつも間違える文は残しておく。
一週間で完璧にはなりません。ただ、考えずに答えていたと気づくようになります。ねらいはそこだけです。
この先の進め方
規則を読み直すより、小さくよく選んだ束を回すほうが好きなら、My Lingua Cards はそのために作られています。例文と音声つきの既成スペイン語セットがあり、授業や実際の会話から取った自分の ser と estar のカードを足せます。そして間隔反復が各カードの戻る時期を決めるので、復習の計画を誰かが立てる必要はありません。
無料期間から始め、短い習慣を一週間続け、方法が持つと分かったら、次に引っかかっている文法にも手を伸ばしてください。