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英語の句動詞をフラッシュカードで覚えて、実際に使えるようにする

英語の句動詞をフラッシュカードで覚えて、実際に使えるようにする

英語の句動詞が英語の中に隠れた別の言語のように感じるなら、その感覚は間違っていません。turn up、turn down、turn out、turn off。小さな組み合わせが四つあるだけで、意味は四通りに分かれます。

フラッシュカードで句動詞を身につけるなら、やり方はこうです。場面ごとにまとめ、どのカードにもはっきりした例文を置き、音声をつけ、復習のタイミングは自分で決めない。考え方は単純で、長いリストを暗記するのをやめ、忘れる直前に戻してくれる仕組みの中で、文脈ごと句動詞に出会い続けます。そうやって「どこかで見た気がする」から「自然に口から出る」へ移っていきます。

句動詞がむずかしく感じる理由

短い動詞に小さな副詞や前置詞がつくだけで、意味の家族が生まれます。take off、take up、take in、take over。しかも同じ句動詞に文字どおりの意味と比喩的な意味の両方があることが多い。英語話者は日常会話で絶えず使うのに、教科書は巻末の一章に押し込めてしまいます。

take off を見てください。The plane took off は飛行機が離陸したということ。Take off your shoes は靴を脱いでということ。The business really took off は事業が一気に伸びたということです。この三つをあいまいな訳語ひとつにまとめて覚えると、出てくるたびに頭がどの意味かを推測しなければなりません。同じような動詞を五十個足せば、全部が混ざって輪郭を失います。

ほとんど説明されない点がもう一つあります。句動詞には目的語で分けられるものと分けられないものがあります。turn the light off でも turn off the light でも言えますが、look the word after は存在しません。これは表を見て覚えるものではなく、本物の文を十分に見て聞いたあと、正しい語順のほうが自然に響くようになって身につきます。

ですから句動詞を巨大で抽象的な一つの単元として扱うのはやめて、記憶の働きに合った進め方をします。はっきりした場面、くり返しの出会い、小さな単位です。

ステップ1:実際の場面ごとにまとめる

「get を使う句動詞50」というリストは立派に見えますが、記憶はアルファベット順ではなく場面の中に住んでいます。自分の一日のどこに英語が実際に現れるかを考えてください。朝の支度、仕事や勉強、気持ちと人間関係、旅行、ネット上の生活。そこに句動詞を結びつけます。

朝なら、get up(ベッドから出る)、wake up(目が覚める)、turn off(アラームを止める)、hurry up(急ぐ)。

仕事や作業なら、put off(やりたくないことを後回しにする)、get on with(それでも手をつけて進める)、hand in(先生や上司に提出する)、catch up(遅れを取り戻す)。

気持ちや人間関係なら、cheer up(元気が出る)、calm down(張りつめたあとに落ち着く)、fall out(けんかして関係が切れる)、get over(つらいことを乗り越える)。

こうまとめると、句動詞は文法書の127ページではなく見慣れた光景に結びつきます。必要な場面で出てくるのは、そのおかげです。My Lingua Cards でも同じ考え方で、現実のテーマごとに組まれた単語セットが用意されていますし、自分に関係のある場面に合わせて自分のセットを作ることもできます。

ステップ2:訳語だけでなく文脈があるカードにする

「give up:何かをやめる」という裸の訳語では薄すぎます。カードの上では思い出せても、自分の文に入れることも、速い会話で聞き取ることもできません。カードは句動詞を短い物語の中に置く必要があります。

My Lingua Cards のカードは単語と訳語だけではありません。表現そのもの、発音表記、中心の意味を伝える短い説明、細部のための長めの解説、主となる例文、よく使われ方を示す追加の例文、役に立つときは記憶の手がかり、そして単語と解説と例文の音声が入っています。

使い方も中身と同じくらい大事です。まず例文を読んで場面を思い浮かべる。全文の解説を開く前に、文脈から意味を推測してみる。そのあと短い説明でどれだけ近かったかを確かめ、追加の例文を一つか二つ見て、どれにも共通している部分に気づく。

give up なら、たとえば I wanted to learn the guitar, but I gave up after two weeks が出てきます。ここから意味は、つらすぎたり退屈すぎたりして活動をやめることに結びつきます。あとから「give up smoking」や「give up on a dream」が出てきて、何度か出会ったころには give up は規則ではなく、頭の中の映像で見慣れた動きになります。

ステップ3:音声を足して自然な響きにする

むずかしいのは意味だけではありません。強勢はほぼ必ず後ろの小さな語に落ちます。take OFF、get ON、give UP。ふつうの速さでは語がつながって、give up は「givup」に近く、get on with it は「gedonwivit」のような形になります。この拍は紙からは取れないので、会話の中でこれらの動詞を理解したいなら、耳と口も一緒に鍛えてください。目だけでは足りません。

ほとんどのカードには、表現と主な例文、多くの場合は追加の例文にも音声がついています。短い手順で十分です。例文を再生する。強勢と拍をまねて声に出して言う。文字を見て強勢が実際にどこにあるか確かめる。もう一度、文字を見ながら言い、最後は目を閉じて言う。

これを数個の動詞でやると、表現のどこが強くてどこが弱いかが感覚でわかってきます。それが自然な発音につながり、相手が速く言ったときに聞き取れる力にもなります。

ステップ4:理解と発信を分けて練習する

多くの人は受け身のままで止まります。読めば carry on の意味はわかるのに、自分では一度も言わない。練習が英語から母語への一方向しかないからです。

句動詞を使うには両方向が必要です。理解は英語から日本語へ、発信は日本語から英語へ。カードで言えば、同じ動詞に複数の形で出会うということです。

主な向きでは英語から始めます。表現と例文を見て、準備ができたら意味を開き、はっきりしないところがあれば詳細表示を開く。逆向きでは自分の言葉から始めます。意味や場面の短い説明を見て、英語の表現を思い出そうとし、そのあとでカードを開いて自分の言い方を自然な例文と比べる。

逆向きのほうがしんどいのは覚悟してください。そこが骨の折れる部分で、同時に結果を変える部分です。put up with を理解している人と実際に使う人の差は、手元に答えを置かずに記憶から引き出そうとした回数だけです。

たとえば「彼女は去年たばこをやめた。また始めないほうがいい」という日本語を見て、she gave up smoking last year, and she should not take it up again を思い出す、という形です。言い方がそっくり同じにならなくても、句動詞を避けるのではなく手を伸ばす習慣がつきます。

ステップ5:復習の予定は間隔反復に任せる

いいカードでも一度見ただけでは残りません。人の頭は忘れるのが得意です。こつは消える直前にもう一度その表現に出会うことで、それをやってくれるのが間隔反復です。

予定表を自分で組む必要はありません。アプリがその日にあたるカードと、まだ練習していない新しい語を混ぜて一日分を用意します。開いて出てくるものを進めるだけで、楽に答えられたカードは間隔が広がり、つまずいたカードは早く戻ってきて、十分に成功が重なったカードは毎日の列から外れます。

句動詞にはこれが二つの意味で効きます。一晩で詰め込むのではなく、数週間かけて新しい文脈で出会い直せること。そして注意が、すでに身についたものではなくまだ揺れているものに向くこと。run out of や bring up を最後に見たのがいつかを覚えておく必要はありません。覚えているのはアプリで、こちらの仕事は顔を出すことです。

シンプルな毎日の習慣

まとまった時間はいりません。続けられるなら一日15分から20分で十分です。

  • まず復習から始めて、見慣れた表現で頭を温める。
  • 次に一つのテーマから新しい動詞を数個だけ足す。旅行や気持ちなど。
  • 新しい動詞ごとに主な例文と解説を読み、音声を再生して、二、三回声に出して言う。
  • 最後に、その日の出来事を短い話にして、いま出会った動詞を三つ以上使う。

話はうまくなくてかまいません。「昨日は疲れていて自分の企画を投げ出すつもりだったけれど、友人が続けろと言った。落ち着いてお茶をいれたら、夜中前に全部終わった」。ねらいは、句動詞を倉庫から引き出して自分の生活についての文に入れさせることです。

よくある失敗

句動詞を必要以上に重くしてしまう習慣がいくつかあります。例文も音声もない長いリストから覚える。訳語だけ覚えて使い方を見ない。一日に二十個足して一週間姿を消す。まちがいが怖くて自分の話では避ける。声を出さずに学んで、紙の上でしか見分けられなくなる。

もう一つ、とてもよく起きる失敗があります。一つの動詞の意味を一回の練習で全部片づけようとすることです。get だけでも数十の表現に入っていて、まとめて抱え込もうとする人は結局どれも残りません。まずいちばんよく使う意味を取り、一、二週間なじませてから、実際の文や会話で出会ったときに次の意味を足します。

どれかに心当たりがあっても普通のことです。一度に一つだけ変えてください。音声を入れる、新しい語の数を減らす、アルファベット順のリストをテーマ別のセットに替える。小さな修正が数週間で積み上がります。

今日やってみること

自分の生活から場面を一つ選びます。仕事のメールでも旅行でもいい。そこで役に立つ句動詞を五つから八つ書き出し、それぞれにはっきりした例文を一つ以上つけてカードに入れます。例文を読み、聞いて、まねて言う。夜に、その日のことを一分で話し、そのうち三つ以上を使ってみてください。

一週間続けると、いくつかの動詞はもう他人のものではなく自分のものに感じられます。


句動詞を毎日の習慣にする

文脈の詰まったカードという考え方は気に入っても、例文を探し、音声を録り、予定を手で組むのは面倒だと感じるなら、My Lingua Cards はまさにこういう練習のために作られています。学ぶ言語に英語を、訳語に自分の言語を選ぶと、テーマと難易度で整理された既成のセットが使えます。句動詞も入っています。

どのカードにも解説と複数の例文、音声がつき、練習は両方向でカードを見せ、タイミングは間隔反復が受け持ちます。無料期間から始めて、毎日の練習の感覚をつかみ、記事や仕事で出会った句動詞を足していってください。毎日少しずつ、聞いて、まねて、短い話をする。それだけで句動詞は厄介な相手から、英語のふつうの一部に変わります。

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