フランス語の黙字って、「紙では知ってるのに、ポッドキャストだと完全にスルーする」現象の元凶です。beaucoup を覚えたのに、耳には「ボコ…?」みたいに聞こえて、脳が「すみません、その人は初対面です」ってなるやつ。
フランス語を「だいたい予測できる言語」にしたいなら、新しい単語は 音+意味+つづり(この順番) で覚えるのが近道です。だから「黙字」と「音声(audio)」は、同じ文に入れて語るべきなんですよね。
本当の敵は黙字じゃない – 黙ってる学習グセ
多くの人は最初の外国語を「読む」ことで覚えます。なので反射で、文字を見て音を推測して先へ進みがち。フランス語でそれをやると、頭の中にだけ存在する「幽霊の発音」が育ちます。
すると、だいたいこの3つが起きます。
- 聞いたときに認識できない(頭の中の音と違うから)。
- つづり通りに発音してしまい、通じるけど相手が一瞬だけ余計に頑張る。
- 「え、私この単語知ってたっけ?」と自信が消える(知ってるけど“音”として知らないだけ)。
根っこから直すなら音声です。最初から正しい音をくっつければ、黙字は怖いものじゃなくて「パターン」に変わります。
まず現実確認 – フランス語の「黙字」って何?
フランス語の「黙字」は、正確には「だいたい黙るけど、時々起きる」です。文字はこんな動きをします。
- その位置ではほぼ常に発音しない(特に語尾)。
- リエゾン(liaison)で次が母音で始まるときだけ発音する。
- 単語では黙るのに、関連語(同じ語族)では聞こえる。
- 文字そのものを言うのではなく、音を示すスペルの一部になる(鼻母音など)。
だから目標は「ルールを100個暗記」ではなく、まず単語ごとに強い“音の記憶”を作って、あとから「あ、これがあのパターンか」と理解を追いつかせることです。
語尾の罠 – だいたい発音しない終わりの子音
フランス語は、語尾に子音が付いていても発音しないのが好きです。つづりに頼ると、そこで盛大に言い過ぎて、頭の中に間違った音声ファイルが保存されます。
よくある黙りがちな語尾はこんな感じです。
- 語末の -s, -t, -d, -x, -p, -g(例外もあります)。
- 動詞の語尾 -ent(多くの活用で黙ります)。
- 複数形の -s や -x(会話では基本黙ります)。
実用ルールでいくならこれでOKです。新しい単語に出会ったら、最後の子音はまず疑う。音で確認するまで信用しない。
「語族」で覚えると強い – 黙る文字が役に立つ瞬間
フランス語のつづりは、歴史と親戚関係を保存しがちです。つまり、ある形では黙っている文字が、別の形では聞こえたりします。
単語をバラバラに覚えるより、「家族」で考えるのがコツです。音で覚えた単語に、あとから関連語が増えると、つながりが「混乱」ではなく「ヒント」になります。
音から入る(audio-first)学び方だと、つづりで無理やり音を説明しなくていいので、まず音のパターンを拾って、つづりは後から追いつきます。
リエゾン – 眠ってた文字が急に起きるやつ
リエゾンは、普段は黙っている語尾の子音が、次の語が母音で始まるときに橋渡しみたいに発音される現象です。これが、フランス語の聞き取りが「ぬるぬる」して感じる大きな理由。
語彙学習のポイントはシンプルで、リエゾンあり・なしの両方で同じ単語だと認識できること。できないと、実際の会話で取りこぼします。
イメージはこれ。
- 辞書形は1つの音。
- つながった話し方では「橋」の子音が足されることがある。
- どっちも普通のフランス語。
全リエゾン規則を暗記する必要はありません。音声で耳を慣らして、「新しい音のバリエーション」を「新しい単語」と勘違いしない訓練が大事です。
音じゃないのに面倒な h
フランス語の h は基本黙ります。厄介なのは発音じゃなくて「ふるまい」です。
母音で始まるみたいに振る舞って、リエゾンやエリジオン(elision)が起きる単語もあれば、起きない単語もあります(いわゆる aspirated h ですが、英語の h みたいに息を出す音ではありません)。
学習者としては、これも音声が効きます。単語を辞書の見出しで孤立させるより、フレーズの塊で覚えた方が安全です。
地味に強い敵 – 消える e
フランス語の e は、速い会話だと弱くなったり消えたりします。だから学習者が「読めるのに聞けない」と言いがち。
文字だけで覚えると、すべての母音が毎回きちんと存在する前提になります。でも実際のフランス語は、わりと平気で消えます。
音声で先にリズムを受け入れておくと、だんだん聞き取りがラクになります。聞けるようになるのは、単語の知識よりも「リズムへの慣れ」が大きいです。
鼻母音 – 文字を“言う”んじゃなく音が変わる
フランス語には鼻母音(nasal vowels)があって、特定の綴りが「その音」を作ります。文字を1つずつ発音するものではなく、まとまって1つの音のサインです。
ここを文字読みでやると、存在しない子音を足してしまいがち。音声で最初から正しい音を保存しておけば、つづりは罠ではなくラベルになります。
よくあるミスと、考えすぎない直し方
「発音はあとで」
あとでが永遠に来ないか、来ても“矯正費”が高いです。新しい単語はまず音を聞いて、声に出して真似する。それだけで変な幽霊発音を防げます。
「読む回数が多すぎて、文字の発音がデフォになる」
10回読んで1回聞くと、残るのはだいたい読みのほうです。比率をひっくり返して、まず聞く、次に読む、できればもう一回聞く。
「文の中の音を知らない」
フランス語はつながると形が変わります。リエゾン、消える母音、リズム。単語だけじゃなく、短い例文を音声つきで1つ覚えるのが効きます。
「1つの形でしか認識できない」
きれいな辞書音は分かるのに、速い音が別物に聞こえる。時間を空けて繰り返し、違う文脈でもう一度会う。間隔反復(spaced repetition)がまさにこれに向いています。
My Lingua Cards はこの考え方に合わせて作られています。音声つきのスマートなフラッシュカードと間隔反復で復習を自動で回しつつ、学習言語→母語と母語→学習言語の両方向で練習できるので、「読める」だけじゃなく「使える」単語になっていきます。
フランス語語彙を“音から”定着させる方法
毎日できるくらいシンプルで、リスニングと発音をちゃんと変えてくれる流れです。
最初の接触は音だけ(5–10秒)
つづりを見る前にやります。
- 音声を再生する。
- 声に出して真似する。
- 音そのものより、リズムと強弱をコピーする。
「ちょっと恥ずかしいな」と感じたら、だいたい合ってます。口がフランス語に慣れてる途中です。
意味を入れたら、また音に戻る
意味が分かったら順番はこう。
- もう一回聞く。
- もう一回言う。
- それからつづりを見る。
これで、つづりが脳を乗っ取るのを防げます。
短い例文を1つ(リアルで使えるやつ)
目標は「辞書として完璧」じゃなく「会話で認識できる」です。
- 自分が言いそうな短文を選ぶ。
- 例文の音声を聞いて、丸ごと真似する。
- どこが消えるか、どこがつながるかに気づく。
この段階で、リエゾンや消える母音が「理論」から「体感」になります。
間隔反復で“音の記憶”を生かし続ける
フランス語の発音は、1回覚えて終わりじゃありません。ちょうどいいタイミングで戻ってくる必要があります。
良いフラッシュカードの仕組みは、これをやってくれます。
- 音が薄れる前に単語を連れ戻す。
- つづりではなく、意味に発音をくっつけたまま維持する。
My Lingua Cards では、単語がレビューサイクルで何度も戻ってきます。さらに後半では逆方向(母語→フランス語)の練習も入って、単語が受け身の知識からアクティブな想起に移っていきます。
今日やること(15分、肩の力なし)
フランス語の新しい単語を 8–12 個選んで、こうします。
- つづりを見る前に音声を聞き、2回リピートしてからつづりを確認する。
- 各単語に、短い例文を1つだけ音声つきで入れる。
- 目を閉じて音声を聞き、意味を思い出す。
- 意味を見て、フランス語を声に出して言う。
- 最後に、いちばん引っかかった3語だけ音声をもう一回流し、ゆっくりと自然速度で言い直す。
週に数回でも続けると、気持ちいい変化が起きます。フランス語が「謎の連続ノイズ」じゃなく、「知ってる単語のかたまり」に聞こえてきます。
My Lingua Cards をどう使うとハマるか
語彙に音声をくっつけたまま覚えたいなら、My Lingua Cards でフランス語の単語をスマートなフラッシュカードにしていくのが手堅いです。単語の音声、例文の音声、そして「今日何を復習するか」を決めてくれる間隔反復が揃っています。新しい単語を追加して、フランス語→あなたの言語、あなたの言語→フランス語の両方で回し、繰り返しの面倒な部分はシステムに任せる。まずは無料期間で試して、黙字でつまずきやすい単語だけ小さめのセットにしておくと、次にフランス語を聞いたときに違いが出ます。